ファクタリングを利用するタイミングの8つの条件

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ファクタリング タイミング売掛金を売却して資金調達するファクタリングという方法があることを知った。

ただ、ファクタリングをどのタイミングで利用すればいいのかがいまいちわからない。

そこで、本日はファクタリングを利用するタイミングについてお伝えしていく。

弊社がクライアント様に実際にご説明している内容をお伝えしていく。

1.ファクタリングを利用するベストなタイミングとは

ここからは、ファクタリングを利用する際のタイミングについてお伝えしていく。

まず、ファクタリングはすぐに資金調達ができる利便性はあるが、手数料が高いため、私は最後の手段としていつもクライアント様には資金繰りのアドバイスをさせていただいている。

ファクタリングの手数料は2社間ファクタリングで1回につき10%~20%程度(年換算120%~240%程度)3社間ファクタリングでは1%~10%程度(年換算12%~120%程度)となる。

そのため、ファクタリングを利用した直後は、一時的に資金繰りは楽になるが、継続してファクタリングを利用すると、手数料負担が重くのしかかり資金繰りはさらに苦しくなる。

ファクタリングを利用するベストなタイミングとしては

  • 銀行融資を断られた
  • リスケをしている
  • 親族から借りられない
  • ノンバンクやカードローンの審査に落ちた
  • 税金の滞納をしている
  • 支払いを待ってもらえない
  • 入金を早めることができない
  • 資金が数日で必要

の項目を満たした場合は、すぐにファクタリングを申し込んだ方がいい。

すべて満たしていない場合はまだファクタリングを我慢した方がいい。

なぜ、この8つのことを満たした場合なのかというと、上記のことはすべてファクタリングの手数料より安いかファクタリングしか使えない状況になっているからである。

資金繰りを改善する基本は

①収入(資金)を増やす②支出を減らす

③入金を早める

④支払いを遅らせる

の4パターンである。

ちなみにファクタリングは③の入金を早める方法である。

それでは、ファクタリングを利用する際の8つの条件を一つ一つご説明していく。

1-1.銀行融資

これは、銀行から融資をうけて、①収入(資金)を増やす方法である。

厳密に言えば、融資は収入ではないが資金を増やす方法である。

銀行の融資の金利はマイナス金利の影響もあり、業績が悪い先でも、高くても年利率4%以内の金利で収まる。

銀行に融資は金利が安いため、まず初めに銀行に融資を申し込むといい。

銀行融資を断られる理由としては、借入金額が年商に対して多すぎる。

赤字が2期~3期続いていることや債務超過になっている場合が多い。

中には通常の融資はダメだったが、ファクタリングに似た売掛債権担保融資をうけられる場合もある。

1-2.リスケ

リスケとは銀行の借入の返済額を減らす方法である。

例えば毎月の返済額が100万円ある場合にゼロや50万円などに減らすことができる。

リスケをする際にかかるコストは、金利は年利率3%程度で、保証協会付きの場合は年利率1%程度の保証料がとられるが、合計しても年利率4%程度でリスケができる。

銀行に融資を断られてしまった次に効果的な方法である。

ちなみにリスケは資金繰り改善策としては②の支出を減らす分類に入る。

1-3.親族から借入

銀行融資を断られて、リスケもしたけど資金が回らない場合がある。

その場合は親族から借入する方法である。

親族からの借入は、破産など万が一のことがあると迷惑がかかるのであまりお勧めしないが調達コストという観点でみればファクタリングより安い。

親族からの借入も①の収入(資金)を増やす分類に入る。

1-4.ノンバンクやカードローンの借入

ノンバンクやカードローンについても融資をうける方法で資金を増やすことになるので、①の収入(資金)を増やす分類に入る。

ノンバンクやカードローンの金利は年利率14%~18%程度となり、ファクタリングの手数料より安い。

ノンバンクやカードローンの審査は、すでに借りすぎている場合や延滞などによって信用情報に傷がついている場合は審査に通らないことが多い。

1-5.税金の滞納

税金の滞納をしている場合は、分割で納付をしていると思う。

税金の滞納を放置していると会社の売掛金や不動産などを差し押さえされてしまうからだ。

税金を滞納すると延滞税がかかるが、延滞税は年利率14.6%となるが、ファクタリングよりは安い。

税金の滞納は基本してはいけないが、払えない場合は分割で納付するしかない。

ちなみに税金を分割で納付する方法は②の支出を減らすに分類される。

1-6.支払いを遅らせる

これは、仕入れ先や外注先などの支払いを待ってもらう方法である。

この方法は④の支払いを遅らせるに分類される

支払いを遅らせることにより、資金繰りが改善される。

ただし、支払いを遅らせると仕入れや外注先から仕入れをとめられたり、仕事をしてもらえなくなる場合はやめておく。

支払いを遅らせて、資金繰りが一時的に改善しても事業継続ができなければ意味がないからである。

1-7.入金を早める

この方法は、取引先に入金を早めてもらうことは③の入金を早めるに分類される。

そもそも、これができれば高い手数料を払いファクタリングを利用しなくてもいい。

取引先が業績のいい中小企業であれば、入金を早められる可能性がある。

交渉次第では仕入れ分や外注先の費用を先にもらえたりすることもある。

ただ、入金を早める交渉をすると取引先に資金繰りの悪化を勘繰られる可能性があるため、入金を早める交渉をして取引を打ち切られるようなことになる可能性があるならば、やめておく。

1-8.資金が数日で必要

資金が数日で必要な場合は上記1~7であげた対策が、時間的に間に合わない可能性が高い。

数日で資金が足りなくなる状況になると、うてる策がファクタリングしかなくなるからである。

いつ資金が足りなくなる可能性があるかを把握するために「日繰り資金繰り表」を作成されることをおすすめする。

上記の1~7のすべて断られた場合やすでに実施している場合で資金が数日後に必要という場合は、すぐにファクタリングの申し込みをした方がいい。

2.ファクタリングの利用は単発にする

ファクタリングは審査が早く、入金も早いので利便性は高いがその代わり手数料が非常に高い。

そのため、ファクタリングの利用は単発で利用することをおすすめしている。

もし継続して利用してしまう可能性がある場合は、1章の項目をすべて取り組んでからファクタリングを利用する。

なるべく単発の利用にとどめる。

時間的に間に合わなければ、ファクタリングと並行して進めるのもありである。

ファクタリングは一時的な資金繰りの改善に繋がるが、継続的に利用した場合は手数料負担が重くなり、倒産を招く可能性が高くなる。

まとめ

ファクタリングを利用するベストなタイミングは

  • 銀行融資を断られた
  • リスケをしている
  • 親族から借りられない
  • ノンバンクやカードローンの審査に落ちた
  • 税金の滞納をしている
  • 支払いを待ってもらえない
  • 入金を早めることができない
  • 資金が数日で必要

である。

ファクタリングは入金を早める方法のため、収入(資金)が増える方法ではないことを覚えておこう。

一番は売上や利益率を高めて、収入を増やす方法が根本的な解決策となる。

ファクタリングを継続的に利用した場合は倒産に繋がる可能性が高くなるため、本記事で説明させていただいた調達コストが安い方法に先に取り組み、最後の手段としてファクタリングを利用することをおすすめする。

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