消費税を滞納してしまった時の3つの対処法

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売上が減少して赤字になってしまっているため、資金繰りが苦しい。

資金繰りが苦しいため、消費税の預かり分を運転資金に使ってしまい現在滞納してしまっている。

消費税を滞納していると税務署から支払の督促が来たが、現状一括で支払うことは難しい。

このままでは差し押さえになってしまうかもしれない。

そこで、今回は消費税を滞納してしまった時の対処法をお伝えしていく。

1.リスケをする

銀行の融資は消費税などの税金を滞納している場合、基本的に断られる。

これは、保証協会が税金や社会保険料を滞納している場合は保証はしないからである。

銀行から融資を断られた場合はリスケをすることをおすすめする。

リスケとは銀行の返済を減らす方法である。

例えば毎月の銀行返済が100万円ある場合は、返済額をゼロにすることもできる。

経営者の方で消費税などの税金よりも銀行の返済を優先させている場合があるが、これは間違いである。

なぜかというと、融資を断られている理由が税金滞納によるものならば、消費税などの税金がすべて納付できるまで融資はうけることができない。

現状、融資がうけられないならば、銀行の返済をリスケして浮いた資金で消費税などに充当した方がいい。

消費税などの税金を滞納すると延滞税で年利14.6%と高く、また会社の資産も差し押さえになる可能性もある。

銀行の返済をリスケして返済額を減額しても金利は高くても3%台で済むし、リスケしていることが理由で銀行から会社の資産が差し押さえになることはない。

もし税務署から会社の資産(銀行預金・土地建物・売掛金など)が差し押さえになると取引先などに信用不安が伝わってしまい事業の継続ができなくなる恐れがある。

銀行の預金や土地建物を差し押さえられたら、銀行は保証協会に事故報告をあげ期限の利益(契約書の通りの返済)の喪失し、融資しているお金の一括完済を求めてくる。

土地建物については競売になる可能性もある。

売掛金を差し押さえられたら、取引先に通知が行ってしまうので、今後の取引を打ち切られる可能性が高い。

つまり、事業の継続性と金利の面でも消費税などの税金を払うために、銀行の返済をリスケして、リスケして浮いた資金を消費税の納付にまわした方がいい。

銀行の返済をリスケする方法はこちらの記事「元銀行員が教える!すぐに資金繰りを改善できるリスケジュールという方法」を参考にしてほしい。

1-1.一時的に税金滞納を解消すれば銀行から融資をうけられる場合

基本的に銀行は消費税の滞納があると、それだけで融資は断られるが一時的に消費税などの税金をすべて納付して納税証明書を持っていけば、融資をうけられる場合がある。

では、どのように一時的にでも消費税などの税金をすべて払うのかというと、

1.経営者自身のカードローンなどで立て替える

2.親族から一時的に借りる

である。

1の方法は経営者自身で会社にお金を入れて、消費税などの税金をすべて納付することができれば、融資をうけられる可能性はある。

一時的に税金を支払って融資をうける方法は事前と銀行の担当者と税金をすべて納付したら、融資をしてくれることを確認しておくことが最も重要である。

銀行の担当者に確認をとっておかないと税金を納付できたのはいいけど、その後の資金繰りが苦しくなる。

2の親族から一時的に借りる方法も基本的に一時的な方法なので、融資がうけられることを銀行の担当者と確認してから納付することをお勧めする。

消費税の滞納金額が大きすぎて一時的にでも納付ができない場合は、この方法は使えない。

2.税務署と分割納付の交渉をする

督促状が届いたら、すぐに税務署と交渉する必要がある。

督促を無視しているといきなり差し押さえをされる可能性があるからだ。

税務署との交渉は誠実に対応していく必要がある。

税務署との交渉の際には資金繰り表と経営改善計画書を持参して説明すると、税務署の担当者も会社の資金繰りがどうなっているのか今後払える見込みがあるのかがわかりやすくなる。

資金繰り表の作り方についてはこちらの記事「【エクセルのフォーマット付き】初心者でも1日で資金繰り表の作り方がわかる6つの手順」を参考にしてほしい。

現状の資金繰りを資金繰り表で説明しながら現在、分割で納付できる金額を説明する。

ただし、滞納額があまりにも多い場合はプラスαを求められる可能性があるが、とうてい払えない金額の約束はその後の信用を失うことに繋がるのでしてはいけない。

税務署と分割納付の交渉をする際は誠実な対応をすることを一番に心がけていただきたい。

3.滞納しないように積立をしておく

滞納分の分割納付の交渉がまとまったら、今後発生するであろう消費税の対策もしておかなければならない。

これはできればやっておきたいが無理そうであれば、滞納分の納付を優先していただきたい。

よくあるケースは前期の滞納分を現状、分割納付しているが、今期の納付分の支払いができずにまた滞納してしまうケースである。

これを防ぐには今期の消費税を払うために積立預金を銀行でしておくことである。

リスケをしてもらっている銀行で積立預金をすると「積立する余力があるなら返済してください」と言われてしまうので、融資取引がない銀行で積立をしておく。

資金繰りが厳しいのに積立なんてできないと思われるかもしれないが、もともと消費税は預かっているお金のため、自社の利益ではない。

預かっている消費税分をまた運転資金に使ってしまうと消費税の滞納はいつまでたってもなくならない。

消費税の滞納分が減少していかなければ、差し押さえになる場合もある。

そのため、今期の消費税納付分については前期の消費税分をベースに1年の積立預金をしておくことが理想である。

まとめ

消費税を滞納してしまった時の対処法は

  • 銀行の返済をリスケする
  • 一時的に消費税など税金をすべて納付して銀行から融資をうける
  • 税務署と分割交渉をする

である。

今後の消費税の滞納分を減らしていくためには、前期の消費税分をベースに積立をしておくが理想である。

税務署との交渉は誠実な対応をすることを心がけていただきたい。

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