資金繰りが苦しい時の返済方法

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会社を経営していれば資金繰りが苦しい時というものは必ずあると思います。

そんな時にちょっとした知識を持っているだけで資金繰りを楽にすることができます。

今日は資金繰りが苦しい時の返済方法について説明していきたいと思います。

 

資金繰りが苦しい時は返済期間はできるだけ長くする

資金繰りが苦しいときは返済期間をできるだけ長くすることが必要です。

例えば1,000万円の融資をうけて3年で返済するのと7年で返済するのとでは毎月の返済負担が全然違います。

1,000万円を3年で返済した場合元金だけで約28万円の返済になるのにたいして、7年の場合は約12万円の返済となります。

月々約16万円の差があり1年間の差額は約192万円になります。

つまり、7年で返済すれば3年で返済するよりも約192万円が手元に残るということです。

 

1,000万円を3年返済と800万円を7年返済どちらが得か?

経営者の方にひとつ勘違いしないでほしいのがたくさん借入しておいた方がいいという考え方です。

というのも長期の運転資金の融資の場合は毎月の返済負担が発生します。

そのため、融資をうけた金額を丸々事業の運転資金に使えるわけではないのです。

例えば1,000万円を3年返済にした場合、年間の返済金額は約332万円であり、1,000万円融資をうけた場合でも1年後には事業用にお金を全く使わなくても約668万円まで残高は減ります。

一方、800万円を7年返済にした場合は年間の返済金額は約114万円であり、1年後の残高は約686万円になります。

つまり、1,000万円を3年返済にした場合よりも800万円を7年返済にした方が借入の金額としては200万円の差があるにも関わらず手元にお金は残るという結果になるのです。

以前、東日本大震災直後に愛知県では3年返済の特別融資の枠が設定されました。

融資をうけた直後は資金繰りは問題ないのですが3年返済ではどうしても毎月の返済金額が多くなります。

そのため、1、2年後に返済金額が負担となり資金繰りを圧迫したケースもあります。

 

返済期間を長くするデメリット

では、返済期間を長くするデメリットは何があるのかというと基本的には借金の完済までに時間がかかるため、利息が多くなるということです。

あと、保証協会を利用する際は保証料も多くかかります。

しかし、返済期間を短くしすぎると資金繰りを圧迫する可能性があるので長めにとっておいてキャッシュに余裕がでたら返済という形にした方がいいと思います。

返済期間を短くするのは何も問題ないのですが借り換え以外で返済期間を長くするとリスケジュール扱いになってしまいその後の融資がうけずらくなる場合があるので注意が必要です。

保証協会付き融資の方が返済期間を長くできる

銀行の考え方としては返済期間が長ければ長いほど貸倒れのリスクが高くなると

考えられています。

そのため、銀行独自のプロパー融資は運転資金の場合5年程度の返済まで

しか組めないことが多いです。

その点保証協会付き融資は保証がついているのでプロパー融資よりも返済期間が

長くできるのです。

まとめ

経営者の方に今後意識していただきたいのは融資をうけたら毎月の返済負担は

今後どれくらいになるのかということも頭にいれて融資をうけるようにしてください。

返済期間を短く設定してしまうとは資金繰りを逆に苦しくしてしまう可能性があるので注意してください。

銀行は貸せる範囲でできるだけ多くの金額を貸したいと思っていますので自社にとって最適な融資をうけるようにしてください。

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