Q.銀行のリスケは何年猶予してくれるのか?
A.銀行や信用金庫のリスケは何年でも更新できます
基本的にリスケに際しての保証料と利払いができれば何年でも
更新できるかと思います。
ただ、リスケの本来の目的としては、あくまで一時的な資金繰りの
改善を目的にしているため、本来は何年も猶予するものではありません。
しかし、実情は業績が回復していない中小企業も多々あり、
一度リスケをするとなかなか抜け出せないのが現実です。
5年以上リスケを続けても中小企業の体力が持たないこともあります。
また、リスケをしても経営改善できていない企業は、
銀行や信用金庫も企業の格付けを下げざるをえません。
格付けが下がると銀行や信用金庫は貸倒引当金を多く積まなけ
ればいけないこともあり、保証協会へ代位弁済や担保処分なども
検討することもあります。
リスケをご検討されている方はこちらの記事を参考にしてください。
元銀行員が教える!1ヶ月で資金繰りを改善できるリスケジュールという方法
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田烏武
代表取締役 : 株式会社 田烏経営研究所
大学卒業後、地元の地方銀行に入行し中小企業、個人事業主向けの融資業務を担当する。
業績悪化先に対する返済条件のリスケジュールを毎月のように行う。
数多くの業績悪化先の特徴を見る中で、資金繰りが悪化する原因についてわかるようになる。
世の中の中小零細企業の資金繰り改善を目指すため独立。
得意分野は業績悪化先に対するリスケの実行支援。
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