借入金を全て完済したら、次の融資の審査が通りにくくなるのは本当か?!

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よく銀行や信用金庫からもうすぐ融資分が完済となってしまうので再度借り換えしましょうと勧誘をうけたことがある経営者の方も多いと思います。

融資を完済してしまうと次の融資のときに審査が厳しくなってしまうのではないかと思われる経営者の方もいると思います。

今日は借入金を全て完済したら、次の融資の審査が通りにくくなるのは本当か?!について書いていきたいと思います。

 

金融機関はなぜ完済を嫌がるのか

金融機関が融資の完済を嫌がる理由は主に2つあります。

1つ目は単純に融資量が減るからです。

銀行でいう融資は企業でいう売上に匹敵するようなものなので融資量が減るのは避けたいのです。

2つ目は融資できる先が減ってしまうからです。

融資を順調に返済し、完済できるということは他行の肩代わりを除いた場合は業績が順調に推移していることが考えられます。そのような優良先についてはまだまだ融資ができるので再度の借入をすすめるのです。

また、融資が完全に完済になってしまうと支店としての融資先数が減少してしまうので評価が悪くなることも考えられます。

だいたいの金融機関の目標には融資先の増加がノルマとして設定されていることが多いため、自分の銀行の融資が完済になってしまうと融資先も減ってしまうので完済を嫌うのです。

 

融資を完済すると次の融資に影響するのか

影響するかしないかといわれれば影響はしません。

それは融資の審査はその時の業況次第だからです。

業況が悪ければ審査は厳しくなりますし、業況がよければ融資審査は通ります。

ただし、完済した場合のデメリットとしてあるのは、次の審査の時はまた初めからになってしまいます。

初めからというのは例えば、3期分の決算書をもう一回ほしいとか、担当者との信頼関係もないためまた信頼を一から作り直しになります。過去の実績としては残っているのですが一度間が空いてしまうと担当者の足も遠のいてしまいます。

融資がそのまま残っていれば担当者も定期的に訪問することもあるため、ある程度の信頼関係は構築できますが完済してしまうと繋がりがなくなってしまいます。

 

まとめ

今後、継続して融資が必要な場合は借入を残しておくのもいいでしょう。毎月返済の借入が嫌なら融資の枠を作っておくのもひとつの手でしょう。

融資の枠はプロパーの場合は使わなければ費用は発生しないので企業としてもメリットはあります。

金融機関としても融資枠があれば融資先としてカウントできるのでメリットはあります。

企業と金融機関お互いにいい関係が築ければ資金繰りに困ることも減るかと思います。

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