代表ご挨拶
代表ご挨拶
株式会社 田烏経営研究所は資金繰りに苦しんでいる、中小企業の経営者の味方となるため創業いたしました。
コロナウイルスの影響により、売上が減少し資金繰りが急激に悪化してしまった会社も多いかと思います。
私は前職で銀行員をしておりました。
銀行員になってすぐにリーマンショック、東日本大震災と中小企業の資金繰りを悪化させる大きな出来事がありました。
リーマンショック後に可決された金融円滑化法の影響もあり、リスケジュール(リスケ)のお申込みが殺到いたしました。
その中で、現場の担当者として直接、資金繰りが悪化した中小企業の経営者の方とお話をさせていただきました。
リスケジュールは銀行員にとっては前向きな仕事ではないため、嫌がる仕事です。
ただ、私は「困っている会社のお役に立ちたい」という思いから、リスケジュールの交渉を率先して行っていきました。
その結果、毎月のようにリスケジュールの申し込みの稟議書やリスケジュールの更新の稟議書を書いていました。
その中で、銀行がリスケジュールを認める経営改善計画書の作り方や銀行本部との有効な交渉方法がわかりました。
大企業では財務部門という部署があり、財務の知識を持った社員が、しっかりと資金繰りの管理をしています。
資金繰りは失敗すれば倒産に直結するほど、会社経営においてはとても重要な部分です。
大企業に比べ経営資源が少ない中小企業は経営者がやっていることがほとんどです。
ただ、数字が苦手な社長も多くおり、中小企業にも財務の知識をもった人材が必要だと考えます。
中小企業に資金繰りや資金調達に強い人材がいれば倒産件数は、もっと減らせると思います。
経営者にとって資金繰りの悩みというのは、相談できる人はほとんどいません。
そのため弊社は、経営者のお力になれるようリスケジュールのサービスを提供しています。
弊社の強みとしては銀行員時代の経験から得た返済を止めるリスケジュール(リスケ)であり、独立してからも仕事の9割はリスケを支援する業務です。
リスケは早めに行うことで最大限の効果を発揮します。
理由はリスケをせずに返済を続けていくと、会社の資金がどんどん減っていくからです。
会社の資金が減れば、最悪の場合、仕入れや給与の支払いなどもできなくなってしまいます。
世の中の苦しんでいる中小企業の役に立ちたい。
中小企業の資金繰りの問題を解決していきたいという思いで、経営しています。
最後に、会社経営でも人生でもすべて順風満帆にいく事はないと私は思っています。
業績が悪くなった時、債権者に追い詰められれば、逃げたい(夜逃げ)、楽になりたい(破産したい)と言ったお気持ちもわかります。
ただ、逆境の時にどれだけ自分の信念を貫けるか、どれだけ踏ん張れるかが勝負の分かれ目だと思います。
逃げてはいけない、戦わないといけない局面は必ずあります。
私は、逆境に陥ってしまった会社を「勝たせたい」と本気で思っています。
「勝たせたい」とは、業績をV字回復させる事です。
そのために、日々、鍛錬を積んでいきたいと思います。