Q.リスケをすると手形割引ができなくなる?
A.銀行によって手形割引ができなくなることもあります
リスケをした場合、手形割引もしてもらえなくなる可能性があります。
リスケをすると銀行は新規融資を出さなくなるためです。
手形割引をして資金繰りをまわしている中小企業は死活問題です。
特に建設業や製造業など売上代金を手形でもらうことが多い業種は手形割引を
しないと資金繰りがまわわないことがあります。
そうならないために、他にも手形割引の枠を銀行や信金で作っておくことが重要です。
複数の金融機関と取引をすることは安定した資金調達を考える上ではとても重要に
なってきます。
ただし、リスケした銀行で100%手形割引ができなくなる訳ではないので資金繰り表を
作成し、交渉すれば手形割引ができることもあります。
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田烏武
代表取締役 : 株式会社 田烏経営研究所
大学卒業後、地元の地方銀行に入行し中小企業、個人事業主向けの融資業務を担当する。
業績悪化先に対する返済条件のリスケジュールを毎月のように行う。
数多くの業績悪化先の特徴を見る中で、資金繰りが悪化する原因についてわかるようになる。
世の中の中小零細企業の資金繰り改善を目指すため独立。
得意分野は業績悪化先に対するリスケの実行支援。
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