社会保険料を滞納してしまった時の3つの方法

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創業から順調に業績が推移してきたが、ここ最近は売上が減少してきおり資金繰りが悪化してきている。

そのため、毎月の社会保険料を滞納してしまった。

年金事務所から督促状が届き、督促の連絡が入るようになった。

知り合いの経営者から社会保険料を滞納していると差し押さえをされると聞いたが、すぐに滞納分を解消できそうもない。

そこで、今回は社会保険料を滞納してしまった時の対処法についてお伝えしていく。

1.社会保険料を滞納すると資産を差し押さえされる

業績が悪化して、社会保険料を滞納していると年金事務所から会社の預金・不動産・売掛金などを差し押さえられる可能性がある。

そのため、年金事務所から督促状や督促の電話があった場合はすぐに交渉しなければならない。

決して督促を無視してはいけない。

無視しているといきなり会社の資産を差し押さえされてしまうからである。

差し押さえをされてから、交渉にいっても滞納分の社会保険料を全額支払わないと差し押さえの解除をしてくれることはほとんどない。

融資取引のある預金口座を差し押さえされた場合、銀行から融資の残高の一括返済を求められる場合があるので注意してほしい。

不動産の場合は競売にかけられることになる。

売掛金を差し押さえられた場合、取引先に滞納していることがわかってしまい取引を打ち切られる可能性が出てくる。

取引を打ち切られたら、売上がさらに減少するだろう。

そうなれば事業の継続も難しくなる可能性がある。

そのため、督促が来たら誠実な対応をしていただきたい。

誠実な対応とは滞納分の納付の交渉にいくことである。

交渉する際は資金繰り表を作成し持参していただきたい。

会社の現状の資金繰りを説明して交渉することが必要である。

とはいっても、今まで滞納してきた分を一括で支払うことは難しいであろう。

そのため、資金繰り表で説明して分割の納付での交渉をするといいだろう。

分割で納付交渉する際は、いくらずつ納付していくのかを示すことが必要である。

ただし、年金事務所との交渉ではできない約束はしてはいけない。

できない約束をして、納付できないとさらに信用を失ってしまうからである。

分割でも納付が厳しい場合は、どのように社会保険料を支払っていくのかを次項で説明していく。

2.滞納している社会保険料の納付方法

ここからは社会保険料の滞納分を納付していく方法についてご説明していく。

2-1.リスケをする

まず、社会保険料を滞納してしまった場合は銀行の返済をリスケすることをおすすめする。

リスケとは銀行の返済を減らす方法である。

例えば返済が毎月100万円ある場合は、ゼロにすることもできる。

毎月の銀行返済を減らし、減らした分を社会保険料の滞納分にあてていく。

一括ですべての支払いはできないが、毎月分割で納付していく原資はできる。

リスケをすると銀行からの融資を基本的にはうけられなくなるが、社会保険料を滞納している時点ですでに融資をうけられない。

それは保証協会の融資をうける場合は税金・社会保険料の滞納がないことだからである。

そのため、融資を現状うけることができないならば、リスケをして返済額を減らした方がいい。

順番は社会保険料の滞納を解消してからリスケを解消していくといいだろう。

リスケをする方法についてはこちらの記事「元銀行員が教える!1ヶ月で資金繰りを改善できるリスケジュールという方法」で詳細に説明しているので参考にしてほしい。

2-2.ノンバンクから借りて納付をする

社会保険料の滞納分を納付するにはノンバンクから借りて納付する方法もある。

  • 代表者個人でノンバンクから借りて納付をする
  • 会社でノンバンクから借りて納付する

である。

社会保険料を滞納すると延滞金が年利14.6%程度かかるため、ノンバンクから借りても同じくらいの金利となる。

同じくらいの金利であれば、ノンバンクから借りて滞納分を納付した方が差し押さえのリスクが低い。

そのため、ノンバンクから借りられるのであれば、ノンバンクで借りて納付する方法もある。

2-3.リストラをする

社会保険料は社員の分も折半で支払いをしなければならない。

そのため、どうしても滞納分が払えない場合は、社員をリストラすることも検討しなければいけない。

社会保険料の滞納分の中には社員から預かっている分もあるので、社員から預かっている分も運転資金に使ってしまうのは良くない。

今後も社員を継続して雇用していけば社会保険料も負担していかなければいけないため、もし滞納分が支払えない場合はリストラも検討する必要があるだろう。

3.赤字を解消することが根本的の解決策となる

社会保険料の滞納の根本原因は赤字が原因の場合が多い。

そのため、赤字の解消ができなければ社会保険料も再度、滞納してしまうだろう。

現状が赤字の場合はまずは経費削減に取り組んでほしい。

そして、売上の回復のための施策を同時並行して取り組んでいっていただきたい。

まとめ

社会保険料を滞納していると会社の資産を差し押さえされる場合がある。

そのため、年金事務所と交渉して滞納分を分割して納付していくことを交渉する。

交渉の際には資金繰り表を持参し、いくらずつ分割して納付できるかを示していく。

社会保険料の滞納分を解消していくのに効果的な方法は

  • リスケをする
  • ノンバンクから借りる
  • リストラをする

である。

ただし、根本的な解消は赤字を解消して、利益を増やしていくことであることは覚えておいていただきたい。

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