売掛金が資金繰りを厳しくする場合がある

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売掛金の回収が長いと資金繰りが厳しくなる

資金繰りを考える上で利益と一緒に考えてはいけないと

いうことはこのブログでも何度かお話しましたが

売掛金の回収までの期間が長いと資金繰りは

厳しくなります。

売掛金がある取引先を管理することが大切

売掛金が多額に計上されている会社は売掛金の未収先がないか

をまず確認してください。

得意先管理リストなどを作成し、売掛金が未収にならないように

入金の期日を管理をすることによって未収先を防ぐことに繋がります。

売掛金の数字をみるには毎月きちんと試算表を作成し、

数字がわかるようにし、資金繰りをまわせるようにしましょう。

銀行から短期融資をうける

売掛金が多額にある状態というのは不良債権もしくは

受注してから現金化されるまでの期間が長い可能性があるので、

受注してから現金化されるまでの期間が長い場合は銀行から

短期融資をうけることができる可能性があります。

短期融資というのは受注はあるけど現金化されるまでの

期間が長い場合によく利用されます。

例えば、商品の受注がとれた場合、商品を納入するまでに

仕入れや人件費などで先に経費が出ていくため、

売上代金が入るまでその分を企業が立替えしなければいけません。

そのような場合に短期融資を利用するのです。

もちろん短期融資なので受注の代金が入った段階で返済という

形になりますが、資金繰りをまわす上では有効な方法ではあります。

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田烏武

代表取締役株式会社 田烏経営研究所
大学卒業後、地元の地方銀行に入行し中小企業、個人事業主向けの融資業務を担当する。 業績悪化先に対する返済条件のリスケジュールを毎月のように行う。 数多くの業績悪化先の特徴を見る中で、資金繰りが悪化する原因についてわかるようになる。 世の中の中小零細企業の資金繰り改善を目指すため独立。 得意分野は業績悪化先に対するリスケの実行支援。